ECの売上改善はどの数字を見るべき?アクセス数・CVR・客単価・LTVから考える基本指標 | RFAコラム

ECの売上改善はどの数字を見るべき?アクセス数・CVR・客単価・LTVから考える基本指標

ECを始めたものの、思うように売上が伸びない。

そのようなとき、多くの事業者がまず考えるのは「広告を出した方がよいのか」「SNSを強化すべきか」「サイトを改修した方がよいのか」といった施策です。

もちろん、広告、SNS、SEO、商品ページ改善、LINE配信など、ECの売上改善につながる施策は数多くあります。しかし、どの施策から取り組むべきかは、感覚だけでは判断できません。

重要なのは、売上を構成する数字を分解して見ることです。

ECの売上は、単に「売れている」「売れていない」で判断するものではありません。アクセス数、購入率、客単価、リピート率、LTV、利益率など、複数の数字が関係しています。

本記事では、EC事業者が最低限理解しておきたい売上指標と、数字ごとの改善の考え方を解説します。

ECの売上は「アクセス数 × 購入率 × 客単価」で考える

ECの売上は、基本的に次の式で考えることができます。

売上 = アクセス数 × 購入率 × 客単価

たとえば、1カ月のアクセス数が10,000件、購入率が1%、客単価が8,000円だった場合、売上は次のようになります。

10,000 × 1% × 8,000円 = 800,000円

このように分解すると、売上を伸ばすためには大きく3つの方向性があることが分かります。

1つ目は、サイトに訪れる人を増やすこと。

2つ目は、訪れた人が購入する割合を高めること。

3つ目は、1回あたりの購入金額を高めることです。

売上が同じでも、課題の中身はサイトによって異なります。

アクセス数は十分あるのに購入率が低いサイトもあれば、購入率は悪くないもののアクセス数が不足しているサイトもあります。あるいは、購入はされているものの客単価が低く、売上が伸びにくいケースもあります。

つまり、売上改善を考える際には、まず「どの数字に課題があるのか」を切り分ける必要があります。

売上が伸びない原因は1つではない

ECの売上が伸びない原因は、必ずしも1つではありません。主な原因として、以下のようなパターンが考えられます。

課題感見るべき指標考えられる原因主な改善方向
そもそも人が来ていないアクセス数、セッション数、流入経路認知不足、広告・SEO・SNS施策不足集客施策の強化
人は来ているが買われないCVR、カート投入率、購入完了率商品ページ、導線、信頼性、不安解消に課題商品ページ・購入導線改善
購入はあるが売上が小さい客単価、購入点数単品購入中心、関連商品導線不足セット販売、クロスセル、アップセル
初回購入で終わっているリピート率、2回目購入率、LTV購入後フォロー不足、再購入導線不足LINE、メルマガ、CRM施策
売上はあるが利益が残らない粗利率、広告費率、CPA、LTV広告費、送料、割引、手数料が重い利益構造の見直し

このように、売上が伸びないと言っても、見るべき数字は状況によって異なります。

施策を考える前に、まず数字を切り分ける

EC改善では、つい施策から考えてしまいがちです。

広告を出すべきか。

商品ページを改善すべきか。

セット販売を作るべきか。

LINEやメルマガで再購入を促すべきか。

SNSを強化すべきか。

しかし、どの施策が必要かは、数字を見なければ判断できません。

アクセス数が不足しているなら、集客施策が優先されます。購入率が低いなら、商品ページや購入導線の改善が必要です。客単価が低いなら、セット販売や関連商品提案を検討すべきです。リピート率が低いなら、購入後フォローやCRM施策が重要になります。

数字を見ずに施策を増やすと、効果の薄い取り組みに時間と予算を使ってしまう可能性があります。

EC改善では、まず数字を分解し、課題を特定することが出発点です。

アクセス数を見ると、集客の課題が分かる

アクセス数は、ECサイトにどれだけ人が訪れているかを示す基本的な数字です。

どれだけ良い商品を扱っていても、サイトに人が来ていなければ売上は発生しません。そのため、ECの売上改善を考えるうえで、アクセス数は最初に確認すべき指標の1つです。

ただし、アクセス数は多ければよいというものではありません。

重要なのは、単に人が多く来ているかではなく、「買う可能性のある人」が来ているかどうかです。安価な広告でアクセスを増やしても、商品への関心が低いユーザーばかりであれば、購入にはつながりにくくなります。

そのため、ECではアクセス数だけでなく、流入経路やユーザーの質も合わせて見る必要があります。

見るべき主な指標

アクセス数を確認する際には、次のような数字を見ます。

指標意味確認したいこと
セッション数サイト訪問回数全体の訪問量が増えているか
ユーザー数訪問した人数実際にどれだけの人が来ているか
新規ユーザー数初めて訪れた人の数新しい見込み客を獲得できているか
リピーター数再訪した人の数既存顧客や見込み客が戻ってきているか
流入経路広告、検索、SNSなどどのチャネルから来ているか
チャネル別CVR経路ごとの購入率売上につながる流入か

特に重要なのは、流入経路ごとの違いです。

広告経由の流入、検索経由の流入、SNS経由の流入、LINEやメルマガ経由の流入では、ユーザーの状態が異なります。すぐに購入する人もいれば、まずブランドを知っただけの人もいます。

それぞれのチャネルの役割を理解したうえで、売上につながる流入を増やすことが重要です。

アクセス数が少ない場合に考えられる課題

アクセス数が少ない場合、主に次のような課題が考えられます。

確認ポイント考えられる課題改善の方向性
広告流入が少ない短期的な集客施策が不足しているWeb広告、SNS広告の活用
検索流入が少ないSEO対策が不足している商品カテゴリ、コラム、検索ニーズの整理
SNS流入が少ない認知・共感形成が弱いInstagram、TikTok、Xなどの運用強化
既存顧客の再訪が少ない購入後の接点が不足しているLINE、メルマガ、同梱物施策
指名検索が少ないブランド認知が弱いPR、SNS、キャンペーン、口コミ施策

アクセス数が少ない場合は、広告、SEO、SNS、PR、LINEなど、集客導線全体を見直す必要があります。

アクセス数を見るときの注意点

アクセス数を増やすことは重要ですが、アクセス数だけを追いかけるのは危険です。

たとえば、広告で大量の流入を獲得しても、購入意欲の低いユーザーばかりであればCVRは下がります。結果として、広告費は増えているのに売上や利益が伸びない状態になってしまいます。

アクセス数を見るときは、必ず次の視点を持つことが重要です。

・どのチャネルから来ているのか

・どの商品ページに着地しているのか

・購入につながっているのか

・リピートやLTVにつながっているのか

・広告費に対して利益が残っているのか

ECの集客では、「量」と「質」の両方を見る必要があります。

購入率を見ると、サイト内の課題が分かる

購入率は、サイトに訪れた人のうち、どれだけが購入したかを示す数字です。ECではCVR、つまりコンバージョン率とも呼ばれます。

アクセス数があるにもかかわらず売上が伸びない場合、購入率に課題がある可能性があります。

購入率は、デザインだけで決まるものではありません。商品情報、価格の見せ方、導線、信頼性、レビュー、FAQ、送料、配送、返品条件、決済方法など、さまざまな要素に左右されます。

サイトに人が来ているのに買われていない場合は、「なぜ購入に至っていないのか」を細かく確認する必要があります。

購入率が低い場合に考えられる課題

購入率が低い場合、次のような課題が考えられます。

課題内容
商品の魅力が伝わっていない写真、説明文、利用シーン、ベネフィットが不足している
価格の妥当性が伝わっていないなぜその価格なのか、価値が十分に説明されていない
不安解消が不足している送料、配送日、返品条件、保証などが分かりにくい
信頼材料が少ないレビュー、実績、受賞歴、メディア掲載などが不足している
スマートフォンで買いにくいボタンが押しにくい、入力しにくい、ページが見づらい
カート以降の導線が分かりにくいカート投入後、購入完了までに離脱が起きている
決済方法が不足しているクレジットカード以外の選択肢が少ない

特にスマートフォン経由の購入率は重要です。多くのユーザーがスマートフォンで商品を比較・検討するため、スマートフォンでの見やすさ、使いやすさ、購入しやすさは売上に直結します。

購入率改善で見るべき主な指標

購入率を改善する際には、CVRだけでなく、購入までの各ステップを確認します。

指標意味確認したいこと
CVR訪問者のうち購入した割合サイト全体の購入率
商品ページ閲覧数商品ページが見られた回数商品への関心があるか
カート投入率商品をカートに入れた割合購入意欲が生まれているか
カート離脱率カート投入後に離脱した割合購入直前で不安や不便がないか
購入完了率決済まで完了した割合購入フローに問題がないか
スマホCVRスマホ経由の購入率スマホで買いやすいか
商品別CVR商品ごとの購入率売れやすい商品・売れにくい商品は何か
チャネル別CVR流入経路ごとの購入率どの集客が売上につながっているか

購入率を見るときは、サイト全体の平均だけで判断しないことが重要です。

商品別、流入チャネル別、デバイス別に見ることで、どこに問題があるのかが見えやすくなります。

購入率改善は「買う理由」と「不安解消」の設計

購入率を上げるためには、単にデザインをきれいにするだけでは不十分です。

大切なのは、ユーザーに「買う理由」を伝え、購入前の不安を取り除くことです。

たとえば、商品ページでは次のような情報が重要になります。

・この商品は誰のどんな悩みを解決するのか

・他の商品と何が違うのか

・どのようなシーンで使えるのか

・購入者はどのように評価しているのか

・送料や配送日はどうなっているのか

・返品や交換は可能なのか

・初めてでも安心して購入できるのか

商品ページは、単なる説明ページではありません。ユーザーの購入判断を後押しするページとして設計する必要があります。

客単価を見ると、売上の伸ばし方が変わる

客単価は、1回の注文あたりの平均購入金額を示す数字です。

アクセス数や購入率が同じでも、客単価が上がれば売上は伸びます。たとえば、購入件数が100件の場合、客単価が5,000円なら売上は50万円ですが、客単価が8,000円になれば売上は80万円になります。

客単価改善というと、単純に値上げをイメージするかもしれません。しかし、ECにおける客単価改善は、値上げだけではありません。

重要なのは、「どのように買ってもらうか」を設計することです。

セット販売、関連商品提案、送料無料ライン、まとめ買い、ギフト提案、定期購入などを組み合わせることで、自然に購入点数や注文金額を高めることができます。

客単価が低い場合に考えられる課題

客単価が低い場合、次のような課題が考えられます。

課題内容
単品購入が中心1商品だけで購入が完了している
セット商品がない複数購入する理由が用意されていない
関連商品への導線が弱い一緒に買うべき商品が提案されていない
送料無料ラインが活用できていないあと少し買う理由が作れていない
ギフト提案が不足している贈答需要を取り込めていない
上位商品への導線がない高価格帯商品の魅力が伝わっていない
定期購入への導線がない継続購入の仕組みが不足している

客単価が低い場合、商品そのものの価格だけを見るのではなく、商品構成や購入導線を見直すことが重要です。

客単価改善で見るべき主な指標

客単価改善では、平均注文金額だけでなく、購入内容の内訳を確認します。

指標意味
平均注文金額1注文あたりの平均購入金額
購入点数1注文で購入された商品の数
セット購入率セット商品が購入された割合
クロスセル率関連商品が一緒に購入された割合
アップセル率上位商品や高価格商品が購入された割合
送料無料ライン到達率送料無料条件を満たした注文の割合
定期購入率定期購入につながった割合
ギフト購入率ギフト用途で購入された割合

これらの数字を見ることで、単品購入に偏っているのか、関連商品提案が機能しているのか、定期購入やギフト需要を取り込めているのかが分かります。

客単価を上げるための考え方

客単価を上げるためには、ユーザーにとって自然な買い方を設計することが大切です。

たとえば、スキンケア商品であれば、化粧水だけでなく、乳液やクリームとのセット提案が考えられます。食品であれば、複数個セット、食べ比べセット、ギフトセットなどが有効です。アパレルであれば、コーディネート提案や関連アイテムの表示が考えられます。

主な改善方向は次の通りです。

・関連商品を提案する

・セット販売を設計する

・送料無料ラインを設定する

・ギフト需要を取り込む

・定期購入やまとめ買いを用意する

・初回限定商品から本商品への導線を作る

・上位商品や高単価商品の価値を伝える

客単価改善は、押し売りではありません。ユーザーにとって便利で納得感のある買い方を用意することが重要です。

自社ECでは、2回目以降の購入が事業成長を左右する

EC事業では、初回購入だけで利益を出すのが難しい場合があります。

広告費、初回割引、送料無料施策、クーポンなどを考えると、初回購入時点では利益がほとんど残らないケースもあります。そのため、EC事業を成長させるには、2回目以降の購入が非常に重要です。

特に自社ECの強みは、顧客データを活用して継続的な関係を作れることです。

モールではプラットフォーム側のルールに左右されることがありますが、自社ECではLINE、メルマガ、会員機能、同梱物、購入後フォローなどを活用し、顧客との接点を自社で設計できます。

リピート率やLTVを見ることで、EC事業が長期的に成長できる状態にあるかを判断できます。

リピート率が低い場合に考えられる課題

リピート率が低い場合、次のような課題が考えられます。

課題内容
初回購入後の接点がない購入後に何も案内していない
LINEやメルマガ登録導線が弱い再接触できる顧客リストが作れていない
再購入タイミングに合わせた案内がない商品がなくなる頃に連絡できていない
商品の使い方が伝わっていない継続利用の価値が伝わっていない
同梱物が活用されていない次回購入や関連商品への導線がない
2回目購入のきっかけがないクーポン、限定案内、定期購入提案が不足している

初回購入後に何も接点がなければ、ユーザーはそのまま離れてしまいます。リピート購入を促すためには、購入後のコミュニケーション設計が必要です。

見るべき主な指標

リピート改善では、次のような指標を確認します。

指標意味
リピート購入率一度購入した人が再購入した割合
2回目購入率初回購入者のうち2回目購入に至った割合
購入回数顧客1人あたりの購入回数
購入頻度一定期間内にどれだけ購入されているか
LTV顧客1人がもたらす累計売上・利益
初回購入から2回目購入までの期間再購入までにかかる時間
LINE登録率購入者のうちLINE登録した割合
メルマガ登録率メールで再接触できる割合
配信経由売上LINEやメルマガ経由の売上
クーポン利用率再購入施策が使われているか

特に重要なのは、2回目購入率です。初回購入者が2回目購入に進むかどうかで、その後のLTVが大きく変わることがあります。

LTVを見ると、広告投資の考え方も変わる

LTVとは、顧客1人が一定期間にもたらす売上や利益のことです。

初回購入だけで広告費を回収しようとすると、投資判断は厳しくなります。しかし、2回目、3回目の購入まで含めて考えると、許容できる顧客獲得コストが変わります。

たとえば、初回購入の粗利が2,000円で、広告費が3,000円かかっている場合、初回購入だけを見ると赤字です。しかし、その顧客が2回目、3回目も購入し、累計で10,000円の粗利を生むのであれば、広告投資として成立する可能性があります。

LTVを把握することで、広告費、CRM施策、キャンペーン設計の判断がしやすくなります。

自社ECにおいてLINEやメルマガが重要なのは、単に配信できるからではありません。リピート購入を促し、LTVを高めるための接点になるからです。

売上だけでなく、利益が残る構造を見る

ECでは、売上が伸びていても利益が残っていないケースがあります。

広告費をかけて売上を増やしているものの、商品原価、送料、決済手数料、モール手数料、割引、物流費などを差し引くと、ほとんど利益が残らないことがあります。

売上規模だけで判断すると、赤字を拡大してしまう可能性もあります。

ECでは、「売上がある」ことと「利益が残る」ことは別です。売上改善を考える際には、必ず利益構造も確認する必要があります。

利益を圧迫する主な要素

ECの利益を圧迫する要素には、次のようなものがあります。

要素内容
商品原価商品の仕入れ・製造にかかる費用
広告費集客のためにかかる費用
モール手数料楽天市場、Amazonなどに支払う手数料
決済手数料クレジットカード、QR決済などの手数料
送料配送費、送料無料施策の負担
倉庫・物流費保管、梱包、出荷にかかる費用
割引・クーポン値引きによる利益圧迫
返品・交換対応返品送料、再配送、対応工数
制作・運用コストサイト更新、広告運用、制作費など

売上が伸びていても、これらのコストが大きければ利益は残りません。

見るべき主な指標

利益構造を見るためには、次のような指標を確認します。

指標意味
粗利率売上から原価を引いた利益率
営業利益率事業運営にかかる費用を差し引いた利益率
広告費率売上に対する広告費の割合
ROAS広告費に対してどれだけ売上があったか
CPA1件の購入獲得にかかった広告費
CAC顧客1人を獲得するためにかかった費用
LTV顧客1人がもたらす累計売上・利益
送料負担率売上に対する送料負担の割合
値引き率売上に対する割引の割合

ROASが高くても利益が残っているとは限りません。広告経由で売上が発生していても、粗利率が低かったり、送料や割引が重かったりすれば、利益は圧迫されます。

そのため、広告やキャンペーンの評価では、売上だけでなく利益まで見ることが重要です。

売上ではなく、利益から逆算する

EC事業では、売上目標だけでなく、利益から逆算して考えることが大切です。

たとえば、次のような視点が必要になります。

・どのくらいの広告費なら投資できるのか

・どのくらいの客単価が必要なのか

・何回購入されれば利益が残るのか

・どの商品を主力にすべきなのか

・どのチャネルに投資すべきなのか

・どこまで割引してよいのか

・送料無料ラインはいくらに設定すべきなのか

利益構造を見ることで、EC事業の優先順位が見えてきます。

売上を伸ばすことだけを目的にするのではなく、利益が残る形で売上を伸ばすことが重要です。

数字を見れば、やるべき施策の順番が分かる

EC事業では、やるべきことが多く見えます。

広告を出す、SNSを運用する、SEO記事を作る、商品ページを改善する、LINE配信を始める、LPを作る、商品数を増やす、キャンペーンを実施するなど、考えられる施策は数多くあります。

しかし、すべてを同時に進めると、リソースが分散します。さらに、どの施策が成果につながったのかも分かりにくくなります。

数字を見る目的は、施策を増やすことではありません。課題を特定し、優先順位を決めることです。

限られた予算と人員で成果を出すためには、改善インパクトの大きい箇所から着手する必要があります。

課題別に見る改善の方向性

数字を見ることで、取り組むべき施策の方向性が変わります。

数字上の課題改善の方向性主な施策
アクセス数が少ない集客を強化する広告、SEO、SNS、PR、キャンペーン
購入率が低いサイト内の購入導線を改善する商品ページ改善、FAQ、レビュー、スマホUI改善
客単価が低い買い方を設計するセット販売、関連商品提案、送料無料ライン、ギフト提案
リピート率が低い購入後の接点を作るLINE、メルマガ、ステップ配信、同梱物、購入後フォロー
利益率が低い収益構造を見直す広告費見直し、商品構成見直し、送料・割引設計の改善

このように、数字によって選ぶべき施策は異なります。

アクセス数が不足しているサイトで商品ページだけを改善しても、十分な成果は出にくいかもしれません。逆に、アクセス数はあるのに購入率が低いサイトで広告費を増やしても、離脱するユーザーを増やすだけになる可能性があります。

施策を考える前に、まず数字を確認することが重要です。

数字を見ずに施策を進めるリスク

数字を見ずに施策を進めると、次のようなリスクがあります。

・効果のない施策に予算を使ってしまう

・売上が伸びても利益が残らない

・広告依存から抜け出せない

・サイト改修の優先順位を間違える

・何が成果につながったのか分からなくなる

・社内で改善判断の基準が持てない

・施策が単発で終わり、継続的な改善につながらない

EC改善では、施策そのものよりも、施策を選ぶための判断基準が重要です。

その判断基準になるのが、アクセス数、CVR、客単価、リピート率、LTV、利益率といった数字です。

まとめ:EC改善は、施策の前に数字を見ることから始まる

ECの売上は、感覚ではなく数字で分解して考える必要があります。

基本となる考え方は、次の式です。

売上 = アクセス数 × 購入率 × 客単価

アクセス数を見れば、集客の課題が分かります。

購入率を見れば、サイト内の課題が分かります。

客単価を見れば、買い方の設計に課題があるか分かります。

リピート率やLTVを見れば、長期的に成長できるECになっているかが分かります。

利益率や広告費を見れば、売上があるのに利益が残らない状態を防ぐことができます。

EC事業では、広告、SNS、SEO、LINE、サイト改修など、取り組むべき施策が多くあります。しかし、数字を見ずに施策を増やしても、成果につながるとは限りません。

大切なのは、まず現状の数字を確認し、どこに課題があるのかを特定することです。そのうえで、改善インパクトの大きい施策から優先的に取り組む必要があります。

自社ECを成長させるには、サイト制作、広告運用、CRM、商品設計、物流、利益構造までを数字に基づいて判断することが重要です。

もし、自社だけで数値分析や改善判断を行うのが難しい場合は、専門家と一緒に現状分析を行うことも有効です。

ECの売上が伸びない原因は、数字を見ることで整理できます。まずは、自社ECのアクセス数、CVR、客単価、リピート率、LTV、利益率を確認し、どこから改善すべきかを明確にしましょう。

EC改善の無料相談をする

自社ECの売上が伸び悩んでいる場合、まずは現状の数字を整理することが重要です。

「アクセスはあるのに売れない」

「広告を出しているが利益が残らない」

「何から改善すべきか分からない」

「CVRやLTVの見方が分からない」

このような課題がある場合は、一度ECサイトの数字をもとに改善ポイントを確認してみませんか。

ECサイトの現状分析や売上改善の方向性について、お気軽にご相談ください。