RFAではデジタル領域においてOnly1なマーケティング戦略とブランド戦略を総括的に行うため、局内で広告チームと制作クリエイティブチームを組み合わせた組織を構成しています。広告チームと制作クリエイティブチームでどのように連携してクライアントに向き合っているのか…今回実際に案件で連携して動いているメンバーに聞いてみました!
左: 森山 欣昭(デジタルコンサルタント 趣味:キックボクシング、サッカー)
中央: 増田 智美(SNSプランナー 趣味:読書、映画)
右:桃谷 真理子(ディレクター/ライター 趣味:水泳、旅行)
増田
SNS企画運用をご支援している別のクライアントからのご紹介がきっかけで、プロジェクトがスタートしました。ルネ フルトレールは、フランス発のスカルプケア&ヘアケアのブランドで、世界的な製薬会社傘下の”皮膚科学化粧品”という珍しいカテゴリです。植物と科学のアプローチで、国内で唯一育毛セラムの特許も取得しているユニークなブランドです。
ブランド側が考える「売り」や「魅力」は、消費者からすると実は一方通行になってしまうことがあるので、ブランドが伝えたい想いだけでなく、消費者目線を大切にしました。まずはクライアントと「誰に、どんな発信をしていくか?」を膨らませて具体化して、情報の見せ方や中長期的なジャーニーマップは、一つひとつクライアントにも納得してもらった上で進めています。
桃谷
初めは増田さんに相談が来て、今後の方向性や施策を考えていく中で広告が必要になったんですか?
増田
そうですね。Instagramの運用が軌道に乗ってきて、ブランド認知をさらに拡大していくためには、キャンペーンと広告の力が必要だと考えて、森山さんに相談させてもらいました。
森山
私は広告コンサルティングの立場で、ブランド側の「ブランディングイメージも売上も重視していきたいという想い」を汲み取りつつ、まず何をするか?ということから一緒に考えていきました。第3局が組織の方向性として、(増田が属している)CDチームと(森山が属している)MCチームの連携強化を掲げている中で、他チームとの連携は初めての挑戦でした。
森山
増田さんがクライアントとの関係を既に築き上げてくれていて助かりました。本国(フランス)との調整やアカウントの連携など複雑なコミュニケーションも、すぐZoomで打ち合わせてスピード感のある意思疎通ができ、スケジュールを押すことなく対応できました。
増田
本国側でアカウントを管理しているケースが初だったので、時差や言語の部分に多少不安はありましたが、スケジュールと段取りに余裕を持たせていたのでうまく進められたと思います。社内コミュニケーションにおいては、同じ会社といえど専門分野が違うので、「自分の当たり前を当たり前と思わない姿勢」を常に意識していました。
桃谷
密にコミュニケーションを取りながらできたんですね。
逆に初めての連携で苦労したことはありますか?
増田
お互いの分野の理解が浅くて、言葉の定義や対応できることできないことなどそれぞれの動き方において認識の違いがあったことです。「この分野はそっちにアドバイスをもらった方がいいものができそうかな?」とか、チャットだけでなくZoomやホワイトボードを使って何度もすり合わせました。 でも私が広告分野に精通していないからこそ、ある意味クライアントと同じ目線に立てるので、広告レポートの文章を「これはつまりどういう意味?」と噛み砕いて、わかりやすいレポートにすることができました。同時に私の知識が深まって嬉しかったです。
森山
インスタ広告の入稿規定に抵触してしまう事案があったので、どういう意図でこの投稿をするのか?確認したり、どういうことをやっちゃいけないのかOKなのか説明したり、スムーズに審査を通せるようにすり合わせました。
増田
そうですね。専門用語を少し噛み砕いて説明してもらったり、類似案件とのデータ比較を入れてもらったり、森山さんが私にも理解できるように説明してくれたので、広告分野の擦り合わせをスムーズに進めることができました。お互い回数を重ねるごとに ”共通言語で話せている” という良い手応えがあったと思います。
森山
データから想定される効果をお伝えして、予算を最大限活用できるようクライアントや増田さんとすり合わせていけたことは良かったです。成果としてクライアントにとって初めての広告配信データが取れ、フォロワーを増やすことができたので、今回のプロジェクトで良い礎が出来たのではないかと思っております。
増田
広告チームと制作クリエイティブチームで案件への考え方・進め方が異なる中、少しずつ意思疎通がスムーズになっていく過程を肌で感じられました。お互いチューニングを行っていくことで、良い初手になりましたし、コミュニケーションの距離もグッと近づきました。 プロジェクトとしては、今後もクライアントにとって良いサイクルを回していけるように、森山さんとの連携を密に行っていきたいです。
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